
秘密の行き先は、開国の街・下田の黒船祭でした。昭和9年から行われていて、今年で71回目なのだそうです。花火大会を見て、魚をたくさん食べて、温泉に入って、ペリーロードをお散歩して、海兵さんやお侍さんのパレードを見てきました。楽しかったー。
人の数だけ旅のスタイルがあると思うのだけれど、誰かと行く時はこんな風にふわふわと他力本願に、ひとりで行く時は自分だけのマニアックな目的に向かってひたすらに邁進する、というのが私の旅の仕方なのかも。移動中に角田光代『いつも旅のなか』を読みながら、ふとそんなことを考えたのでした。
ちなみに私、2時間特急に乗って、そこから1日2本しかないバスに1時間揺られてたどり着いた町で1つのお菓子を買い(その町でしか買えない)、15分しか滞在せずにまた同じ道のりを帰るなど、だいぶ常識外れな旅が得意です。